「スター・ウォーズ」新作ポスター公開:フォース、覚醒す! しかし、ルークは…

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「スター・ウォーズ」新作、『フォースの覚醒』のポスターが公開された。レイア姫やハン・ソロ、その他新キャラクターたち飾るヴィジュアルは、不穏な物語の始まりを感じさせる。

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これが「スター・ウォーズ」新作の最新ポスターだ。フォースはまさにここに覚醒する、それも、いかにもゴージャスに。

このポスターヴィジュアルがTwitterとInstagramを直撃したのは、皆が待ち望んでいるこのスペース・サーガが劇場に降臨する2カ月前となった今朝(米国時間)のことだ。

この最高のSF作品のファンであれば、描かれたさまざまな登場人物を確認できるだろう。レイア姫、ハン・ソロ、そしてチューバッカ。ひときわ目を引くのは、デイジー・リドリーが演じるレイと、フィン(ジョン・ボイエガ)の姿だが…ルーク・スカイウォーカーの姿はない…?

全体を満たすのは明暗のメタファーで、不穏な空気を漂わせている。そして描かれる、新たなデス・スター。懐かしきR2-D2とC-3PO。BB-8もいるし、R2-D2のそばにはなにやら新しいキャラクターも(ゴーグルをかけたエイリアン…マズ・カナタだろうか?)。

あるいはまだ物足りない向きにも、ルーカスフィルムとディズニーは、新たな予告編をESPNのマンデーナイトフットボールで放映する予定とのことで、これでニューヨーク・ジャイアンツとフィラデルフィア・イーグルスの試合を観る理由ができたわけだ。

追記:このポスターは、巨匠ドリュー・ストルーゼンの手によるものではないと、ルーカスフィルムは明らかにしている。先日行われたD23エキスポのファンコンヴェンションでは、彼がデザインしたポスターが登場したのだが。

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2/15『インディー・ジョーンズ/魔宮の伝説』 (1984)
手掛けたインディー・ジョーンズ4部作のポスターのなかで、ストルーゼンはこの1枚が特にお気に入りだという。わたしもハリソン・フォードといえばいまでもまずこのイメージが頭に浮かぶ。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

3/15『ランボー』(1982)
80年代のあらゆるアクション映画用ポスターの模範となった作品。マッチョなヒーローが大型の銃を持つ姿は、プレデターからコブラまで大きな影響を与えた。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

4/15『E.T.』(1982)
ストルーゼンは80年代にスピルバークのために数多くの仕事をしたが、『E.T.』のためのこの作品もそのひとつだ。この映画の劇場用ポスターは結局、仕事仲間で“ワンシート・ポスターの魔術師”と呼ばれた、ジョン・アルヴィンが手掛けた。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

5/15『バック・トゥ・ザ・フューチャー』三部作 (1985 - 1990)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は1985年に最高の売り上げを記録したが、わたしは、このネオクラシックなポスターがその年の夏に多くの人を映画館に向かわせるのに一役買ったと考えている。大反響を受けて、2つの続編もストルーゼンがイラスト化を担当することになった。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

6/15『ゴーストハンターズ』 (1986)
ストルーゼンはこの映画をいまだに 「ちょっと騒々しい」 作品と考えているが、実際、ジョン・カーペンター監督のカルトクラシックな筋書きはちょっと騒々しい。それに、あのいかにも悪者らしいカート・ラッセルがニタニタ馬鹿笑いしながらマシンガンを振り回す映画を見たくないなんて言う人がいるだろうか。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

7/15『ブレードランナー』製作25周年記念版(2007)
最初の『ブレードランナー』劇場公開版のポスターに使われたのはジョン・アルヴィンの作品だったが、監督のリドリー・スコットがこの製作25周年記念版のポスターに選んだのは、1982年にストルーゼンに頼んでつくってもらっていたこの作品だ。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

8/15『マペットの夢みるハリウッド』 (1979)
ストルーゼンは本作のプロデューサー、フランク・オズと協力してこのマペットの映画のポスターを制作するために、初めてニューヨークへ行った。その仕事が終わると、製作者のジム・ヘンソンは 「まるで生きた人間のように見える」 マペットをつくったストラザンの能力に感謝し、自分が生きている間はマペットたちを描くのはストルーゼンだけだ、と定めた。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

9/15『遊星からの物体X』(1982)
このポスターがわずか24時間で描き上げられたとは、驚くほかない。その上、ストルーゼンがこの仕事を受けたとき、台本もスチールも見ておらず、配役さえ知らなかったという。カーペンターのファンにとってこのイメージは、いまでは映画と切り離せない。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

10/15『ヘルボーイ』 (2003)
ギレルモ・デル・トロの懸命の推薦にも関わらず、ストルーゼンの作品がヘルボーイのどの映画にも採用されることはなかった(そしてデル・トロが監督したどの映画にも)。そのかわりに映画好きの人たちが見せられたのは、Photoshopでつくられたつまらない作品のほうだ。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

11/15『グーニーズ』(1985)
本作の美術監督がストルーゼンと昼食を食べに行き、ナプキンにさっと絵を描いて手渡した。それを持って家に帰ってから書き上げたのがこのポスターだ。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

12/15『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)
アメリカではリチャード・アムゼルのポスターが使われ、アメリカ以外ではストルーゼンの作品が使われた。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

13/15『スター・ウォーズ』 (1977)
これは恐らく、『スター・ウォーズ』のシリーズでもジョージ・ルーカスのお気に入りの作品だろう。スタイルD型のサーカス・ポスターとも呼ばれるこの作品は、ストルーゼンと、“エアブラシのジェダイ”であるチャールズ・ホワイト3世との共同制作で、1978年に劇場公開版が再発表されたときに使われた。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

14/15『ジェダイの帰還』(1983)
ストルーゼンがティーザー用に用意した作品は公開間際に差し止められた。が、倉庫に保管してあった。ライトセーバーの色が違うのだが、ストルーゼンは 「絵としてきれいだから」そうしたのだと言う。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

15/15『パンズ・ラビリンス』(2006)
ギレルモ・デル・トロは2006年に監督した映画用のポスターの制作を、再度ストルーゼンに依頼した。しかしその作品が使われることはなかった。オリジナルはいまもデル・トロが持っている。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

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『スター・ウォーズ』三部作特別篇の再発表 (1997)
1997年三部作特別篇の再発表に合わせてストルーゼンが描いたこの3面一組の絵は、いまにも動き出しそうな臨場感。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

『インディー・ジョーンズ/魔宮の伝説』 (1984)
手掛けたインディー・ジョーンズ4部作のポスターのなかで、ストルーゼンはこの1枚が特にお気に入りだという。わたしもハリソン・フォードといえばいまでもまずこのイメージが頭に浮かぶ。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

『ランボー』(1982)
80年代のあらゆるアクション映画用ポスターの模範となった作品。マッチョなヒーローが大型の銃を持つ姿は、プレデターからコブラまで大きな影響を与えた。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

『E.T.』(1982)
ストルーゼンは80年代にスピルバークのために数多くの仕事をしたが、『E.T.』のためのこの作品もそのひとつだ。この映画の劇場用ポスターは結局、仕事仲間で“ワンシート・ポスターの魔術師”と呼ばれた、ジョン・アルヴィンが手掛けた。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』三部作 (1985 - 1990)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は1985年に最高の売り上げを記録したが、わたしは、このネオクラシックなポスターがその年の夏に多くの人を映画館に向かわせるのに一役買ったと考えている。大反響を受けて、2つの続編もストルーゼンがイラスト化を担当することになった。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

『ゴーストハンターズ』 (1986)
ストルーゼンはこの映画をいまだに 「ちょっと騒々しい」 作品と考えているが、実際、ジョン・カーペンター監督のカルトクラシックな筋書きはちょっと騒々しい。それに、あのいかにも悪者らしいカート・ラッセルがニタニタ馬鹿笑いしながらマシンガンを振り回す映画を見たくないなんて言う人がいるだろうか。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

『ブレードランナー』製作25周年記念版(2007)
最初の『ブレードランナー』劇場公開版のポスターに使われたのはジョン・アルヴィンの作品だったが、監督のリドリー・スコットがこの製作25周年記念版のポスターに選んだのは、1982年にストルーゼンに頼んでつくってもらっていたこの作品だ。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

『マペットの夢みるハリウッド』 (1979)
ストルーゼンは本作のプロデューサー、フランク・オズと協力してこのマペットの映画のポスターを制作するために、初めてニューヨークへ行った。その仕事が終わると、製作者のジム・ヘンソンは 「まるで生きた人間のように見える」 マペットをつくったストラザンの能力に感謝し、自分が生きている間はマペットたちを描くのはストルーゼンだけだ、と定めた。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

『遊星からの物体X』(1982)
このポスターがわずか24時間で描き上げられたとは、驚くほかない。その上、ストルーゼンがこの仕事を受けたとき、台本もスチールも見ておらず、配役さえ知らなかったという。カーペンターのファンにとってこのイメージは、いまでは映画と切り離せない。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

『ヘルボーイ』 (2003)
ギレルモ・デル・トロの懸命の推薦にも関わらず、ストルーゼンの作品がヘルボーイのどの映画にも採用されることはなかった(そしてデル・トロが監督したどの映画にも)。そのかわりに映画好きの人たちが見せられたのは、Photoshopでつくられたつまらない作品のほうだ。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

『グーニーズ』(1985)
本作の美術監督がストルーゼンと昼食を食べに行き、ナプキンにさっと絵を描いて手渡した。それを持って家に帰ってから書き上げたのがこのポスターだ。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)
アメリカではリチャード・アムゼルのポスターが使われ、アメリカ以外ではストルーゼンの作品が使われた。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

『スター・ウォーズ』 (1977)
これは恐らく、『スター・ウォーズ』のシリーズでもジョージ・ルーカスのお気に入りの作品だろう。スタイルD型のサーカス・ポスターとも呼ばれるこの作品は、ストルーゼンと、“エアブラシのジェダイ”であるチャールズ・ホワイト3世との共同制作で、1978年に劇場公開版が再発表されたときに使われた。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

『ジェダイの帰還』(1983)
ストルーゼンがティーザー用に用意した作品は公開間際に差し止められた。が、倉庫に保管してあった。ライトセーバーの色が違うのだが、ストルーゼンは 「絵としてきれいだから」そうしたのだと言う。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

『パンズ・ラビリンス』(2006)
ギレルモ・デル・トロは2006年に監督した映画用のポスターの制作を、再度ストルーゼンに依頼した。しかしその作品が使われることはなかった。オリジナルはいまもデル・トロが持っている。IMAGE COURTESY OF DREW STRUZAN

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ジョージ・ルーカスのSFX工房「インダストリアル・ライト&マジック」の40年が語られたオーラルヒストリーや『フォースの覚醒』を生み出す6人のインタヴューから、神話を生んだ魔法とイノヴェイションをひも解く本格スター・ウォーズ特集。そのほか、佐久間裕美子のコロラド・マリファナ・ロードトリップに、"ロボットの目"を生み出した金出武雄のヴィジョン、スケボー界のレジェンド、ロドニー・ミューレンに学ぶ七転び八起きのイノヴェイション論を掲載!特集の詳しい内容はこちら。

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