メッシに心酔するネイマール「譲ってくれたPKは生涯忘れられない」

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 バルセロナのブラジル代表FWネイマールは7日、広告塔を務める企業のイベントに出席し、自身やチームの現況について報道陣からの質問に応じた。

 前日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント準決勝ファーストレグでは、ホームでバイエルンに3−0で快勝し、決勝進出に大きく近付いたバルセロナ。首位に立つリーガ・エスパニョーラおよび決勝進出を決めているコパ・デル・レイとの3冠への期待が高まっているが、ネイマールも偉業達成への手応えを表した。

「昨日は全ての人が試合を楽しんでくれたはずだ。僕達は素晴らしいパフォーマンスを披露しており、シーズン当初からの目標である3冠に一歩ずつ近付いている。しかし、気を抜かずに最後まで戦い抜くことが何よりも重要だ」

 一方、コルドバに8−0で圧勝した2日の試合でアルゼンチン代表FWリオネル・メッシからPKを譲られたことについて質問されたネイマールは、チームの絶対的エースへの心酔を表した。

「あれは生涯忘れられない出来事だった。世界最高の選手が、決めればハットトリックとなっていたPKを僕に譲ってくれたんだ。思わず言葉を失ってしまったよ。彼には感謝の言葉しかない。僕は日々彼から多くの事を学んでいる。それはピッチでのプレーだけではなく、普段の立ち振る舞いにも及んでいる」

 ネイマールはまた、メッシおよびウルグアイ代表FWルイス・スアレスとの通称“MSN”トリオについて、派手な活躍とは裏腹に謙虚な気持ちでプレーしていることを説明した。

「僕達は別に誰かよりも上などという訳ではない。チームが良質のフットボールを展開できるよう仲間をサポートしながら、自分達の歴史を築こうとしているだけだ」