15日、韓国の朴大統領がセウォル号事故1周年の日に南米を歴訪することが問題となっている中、関係部処の長官らも追悼行事に出席しないことが分かった。韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。写真は事故の犠牲者を追悼する韓国。

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2015年4月15日、韓国・国民日報によると、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領がセウォル号事故1周年を迎える16日に南米を歴訪することが問題となっている中、関係部処(省庁)の長官らも海外出張や国会日程などで、ほとんどが追悼行事に出席しないことが分かった。

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チェ・ギョンファン経済副首相兼企画財政部長官は15日、国際通貨基金(IMF)総会に出席するため米国へ出発する。遺族への政策的支援を担当するファン・ウヨ教育部長官、ムン・ヒョンピョ保健福祉部長官、キム・ヒジョン女性家族部長官は国会本会議に出席するため、16日は一日中国会で過ごす予定だ。チョン・ジョンソプ安全行政部長官も追悼行事に参加せずに、朴大統領の南米歴訪に同行するという。

また、セウォル号事故の所管部処である国民安全処は、16日に「国民の安全を誓う会」という一種の広報行事を開催すると発表し、国民から批判が相次いでいる。「追悼式を政府主催の行事にしてほしい」との声も上がっている。

これについて、韓国メディアは日本で2012年3月11日に行われた東日本大震災1周年追悼式典と比較している。東日本大震災1周年追悼式典には野田佳彦首相(当時)や天皇皇后両陛下など1200人が集まった。特に、高齢の天皇陛下は追悼式の3週間前に心臓の手術を受けて療養中だったが、会場を訪れて追悼文を読み上げた。

専門家らは「事故後1年が経過しても、国民が以前の生活に戻れていないのは、十分に悲しむことができる機会がなかったからだ。政府指導層の追悼式への参加は、国民の傷を癒やすきっかけとなる。政府は大切な機会を逃した」と指摘している。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「セウォル号事故に対する政府の態度は本当に恥ずかしくて見ていられない。約300人が犠牲となった事故のことなんてもう忘れてしまったのか?」
「さすがにひどくないか?韓国政府は誰のために存在しているの?」
「韓国国民は今も苦しみ続けている。日本政府のように、みんなで乗り越えようという雰囲気を作ることが大切だ」

「日本をまねしようとしても無理」
「日本と違い過ぎる…。情けなくて言葉も出ない」
「日本と比較しないで。日本の歴史認識は間違っているけど、国民性は韓国よりもずっと良い」
「日本人の中に、地震の被害を政府のせいにする人は一人もいない」
「天皇が追悼式に参加すると、日本国民は『すみません、ありがとうございます』『お心遣いに感謝いたします』という雰囲気になるが、韓国は違う。朴大統領が参加したら、批判の声が相次いで、国の雰囲気は最悪なことになる」

「大統領がそんなに暇に見えるか?」
「政府は参加しても参加しなくても、どうせ批判される」
「大統領や長官らを批判するのは間違っている。それに参加できない雰囲気を作っているのは遺族や国民ではないのか?」
「日本の大地震は自然災害で、セウォル号沈没は海上の交通事故。交通事故1周年の行事になんで政府が参加しなければならないの?」(翻訳・編集/堂本)