営業組織というものは他の組織以上に保守的になりやすい。特に経営トップが営業出身でない場合、「へたに手を付けると営業マンが反発する、またはやる気をなくす」と言われると、途端に腰が引けがちになり、他にくちばしを挟む人が現れにくい。つまり「聖域化」しやすいのである。しかし「聖域化」して最後まで着手に迷う割に、いったん会社全体が危機的状況に陥ると途端に組織の枠組みを変え(つまり組織長の首のすげ替えをして)