今、あの本を読み返している。一昨年に発売され、多大なる反響を呼び起こした名著『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』を。いや、特にきっかけは無いんですけどね。久方ぶりに手に取ったら、止まらなくなってしまって。これは、まぁ余談です。ところで、当時のプロレスの熱量の高さは尋常ではなかったらしい。その根源にあるのは、ナショナリズム。戦後の日本国民が街頭テレビ前に大挙集結し、辺り一面は興奮のるつぼに。…