個人で企業と請負契約や業務委託契約を結ぶ個人事業主が労働組合法上の労働者に当たるかどうかが争われた2つの訴訟で今年4月12日、最高裁判所は労働者に当たるという判決を下した。これからは委託契約を結ぶ事業主は、一方的に団体交渉を拒否することが許されなくなりそうだ。 (溝上憲文編集委員)増加する請負・業務委託労組が団交を要求最高裁判決が示されたのは「INAXメンテナンス事件」と「新国立劇場運営財団事件」の2