米国労働省が発表した雇用統計(季節調整済み)によると、5月の米国失業率(軍人除く)は9.1%で前月から0.1ポイント悪化した。2カ月連続で悪化し、雇用環境の先行き不透明感が強まっている。景気との連動性が高い非農業部門の雇用者数(季節調整済み)は前月に比べて5万4000人増。8カ月連続の増加を維持したものの、前月の増加幅(23万2000人増)を大きく下回った。民間部門の雇用者数は前月比8万3000人増。産業別に見ると