実業家のマイキー佐野氏が浮き彫りにする「投資の神様」退任後の世界。バフェット・プレミアムが消滅するバークシャー・ハサウェイの行く末
投資の世界で長年「別格」とされてきた巨大企業グループ、バークシャー・ハサウェイの経営体制が、大きな転換点を迎えている。創業以来トップに君臨してきたウォーレン・バフェット氏が退き、後任のトップへと体制が移行した。実業家のマイキー佐野氏は、この交代によって同社の見え方そのものが根本から変わりつつあると指摘する。
バフェット氏は、投資先に対して細かく口を出さず、大局的な判断に徹する経営スタイルで知られていた。一方、後任のトップは対照的に、数字やデータを重視し、投資先の経営や運営効率に積極的に踏み込んでいくタイプだという。佐野氏によれば、巨大企業を内側から崩壊させる要因として、傲慢さや官僚的体質、慢心という3つの言葉を繰り返し挙げているという。今後は同社の動きがこれまで以上に読みやすくなる一方、神格化された投資家としてではなく、現実的な一企業として市場から評価される流れが強まりそうだ。
体制交代後の決算では、積み上がっていた巨額の現金と短期国債が数年ぶりの規模で減少し、大手IT企業への大規模な追加出資をはじめ、住宅関連会社の買収、化学分野の企業買収など、短期間のうちに資金を積極的に動かす姿勢が鮮明になった。1年ぶりに自社株買いも再開し、株主還元に対する姿勢にも明確な変化が見られるという。事業別の業績はおおむね改善し、エネルギー関連や鉄道事業では利益が大きく伸びた一方、自動車保険部門だけは加入者獲得コストの増加などから苦戦が続いており、今後の課題として浮上した形だ。
一方で株価やPBRの推移を見ると、市場全体の上昇率に見劣りする状況が続いており、かつて魔法とも呼ばれた同社特有の評価プレミアムが薄れつつあると佐野氏は分析する。規模が大きくなりすぎたが故に急成長は見込みにくく、成長企業ではなく単なる巨大コングロマリットとして見られ始めているというのだ。市場では情報開示のあり方や資本効率に対する要求も強まりつつあるといい、資金をどう再配置し、投資家としての手腕をどう証明していくのか、その行方に注目が集まっている。長期的な視点で企業の実力を見極めたい投資家にとって、大きなヒントになる。
バフェット氏は、投資先に対して細かく口を出さず、大局的な判断に徹する経営スタイルで知られていた。一方、後任のトップは対照的に、数字やデータを重視し、投資先の経営や運営効率に積極的に踏み込んでいくタイプだという。佐野氏によれば、巨大企業を内側から崩壊させる要因として、傲慢さや官僚的体質、慢心という3つの言葉を繰り返し挙げているという。今後は同社の動きがこれまで以上に読みやすくなる一方、神格化された投資家としてではなく、現実的な一企業として市場から評価される流れが強まりそうだ。
体制交代後の決算では、積み上がっていた巨額の現金と短期国債が数年ぶりの規模で減少し、大手IT企業への大規模な追加出資をはじめ、住宅関連会社の買収、化学分野の企業買収など、短期間のうちに資金を積極的に動かす姿勢が鮮明になった。1年ぶりに自社株買いも再開し、株主還元に対する姿勢にも明確な変化が見られるという。事業別の業績はおおむね改善し、エネルギー関連や鉄道事業では利益が大きく伸びた一方、自動車保険部門だけは加入者獲得コストの増加などから苦戦が続いており、今後の課題として浮上した形だ。
一方で株価やPBRの推移を見ると、市場全体の上昇率に見劣りする状況が続いており、かつて魔法とも呼ばれた同社特有の評価プレミアムが薄れつつあると佐野氏は分析する。規模が大きくなりすぎたが故に急成長は見込みにくく、成長企業ではなく単なる巨大コングロマリットとして見られ始めているというのだ。市場では情報開示のあり方や資本効率に対する要求も強まりつつあるといい、資金をどう再配置し、投資家としての手腕をどう証明していくのか、その行方に注目が集まっている。長期的な視点で企業の実力を見極めたい投資家にとって、大きなヒントになる。
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マイキー佐野です
経済・金融・投資・経営・最新の研究やニュースなど
様々なテーマについて、ズバズバ切り込んで話していきます~
2021年より最新の学術理論、経営学、経済学、社会学を紹介するYouTube「マイキーの非道徳な社会学」を開始
現在はアカデミズム関係者・経営者・投資家・学生が参加するビジネススクールも運営