平井拓郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「バンドマン、ほぼちいかわ」を公開した。動画では、大ブームを巻き起こしている映画『ちいかわ』のストーリーやキャラクターの設定が、音楽業界で下積みをするバンドマンの境遇に驚くほど酷似していると指摘し、独自の視点で作品の魅力を解説している。

株式会社ヒライ企画代表取締役であり、ロックバンド「juJoe」のボーカル兼ギターを務める平井氏は、空き時間に鑑賞したという映画『ちいかわ』について、「バンドマンは絶対に見るべき」と絶賛する。一見すると可愛らしいキャラクターの物語だが、その内実は「基本的にオルタナティブな存在」であり、ちいかわ、ハチワレ、うさぎの3人はそれぞれが役割を持った3ピースバンドのようだと語った。

平井氏は、映画内で描かれるエピソードを挙げ、CDデビューできるという甘い言葉で島に呼ばれるが、現地ではいきなり打ち上げが始まり、終わってみれば250枚もの過酷なノルマが課せられている展開を紹介。「実質ノルマあるよって、めっちゃ怖いじゃないですか」と、音楽業界の下積みが直面する残酷な現実そのものだと指摘した。また、ちいかわ達が草むしりや危険な「討伐」で生計を立てる姿は、アルバイトで食いつなぐ音楽家の労働環境に似ていると語る。

さらに、劇中に登場する「パジャマパーティーズ」というキャラクター達がオリジナル曲を作り、フェスに出演しようと奮闘する姿や、彼らのライブを酒を飲みながら後方で見守る「くりまんじゅう」の存在は、まさにライブハウスの縮図であると熱弁。動画の最後で平井氏は、逆境にもめげずに前を向いて活動するちいかわ達の姿勢に対し、「学ぶことはある」と断言し、過酷な環境の中でも希望を持って進むキャラクター達の姿から、バンドマンは勇気をもらえるはずだと語り、動画を締めくくった。

チャンネル情報

メジャーデビュー、ロッキン等大型フェス出演を経験した平井拓郎が、音楽業界のリアルな裏側を日水金20時に発信。 バンドの現実と成功のウラ側 夢と金の間でもがく表現者への指針 経営者視点の音楽ビジネス 実体験に基づく失敗談や業界のウラ話など、本気で音楽を志す方や好奇心旺盛な方へ届けます。