心理カウンセラー・公認心理師の栗林あや(いがぐりこ)が、「つい、いい顔をしてしまう。断れない心理と対処法【公認心理師が解説】」を公開した。

動画では、買い物などで店員にへりくだってしまったり、押し売りを断れなかったりする心理的な背景と、その対処法について解説している。

栗林氏はまず、他人にいい顔をしてしまう原因を2つ挙げる。

1つ目は、過去に愛想笑いをすることでその場が平和に収まった経験があるため、頭でやめようと思っても顔が自然と笑ってしまうというもの。
帰宅後に疲れや後悔が押し寄せるのは、店にいる間は相手の機嫌を損ねないよう過度に緊張しているからだと説明する。

2つ目は、子供の頃の家庭環境に起因する。
親が不機嫌になると怒鳴られたり無視されたりする環境で育つと、大人の機嫌が悪くなる前に「先に愛想を良くする」ことで自分を守る術を身につける。
栗林氏はこの処世術が大人になっても続いていると指摘した。

その上で、断れないループから抜け出すための具体的な対処法を提示。
店員に勧められた際に「今日は決めずに帰ります」と断り、その直後の店員の顔を「一度だけ見て確認してほしい」と語る。
多くの人は、断ると嫌な顔をされたり怒られたりすると思い込んでいるが、実際には店員はあっさりと次の業務に移ることがほとんどである。
この「安全だった」という実感を積み重ねることで、断ることへの恐怖心が少しずつ薄れていくという。

最後に栗林氏は、これまで振りまいてきた無駄に思える愛想笑いは「子供の頃の家であなたを守ってくれていた」と語りかける。
自分を責めることなく、小さな成功体験を重ねていくことの重要性を説き、読者の心を軽くする形で動画を締めくくった。

チャンネル情報

公認心理師いがぐりこが、人間関係に疲れやすい30~50代女性へ、今日から使える心理学をお届けします。心理カウンセラー歴12年以上、1,165件超のカウンセリングと2,697名以上のセミナー実績。FAP療法などトラウマケアを専門に、自己肯定感の高め方や不安の手放し方をわかりやすく解説します。