YouTubeチャンネル「やさしい内科医 | 山村そうの血糖値実験室【糖尿病予防】」が、「【食後の運動】の効果は?内科医が食後のゴルフで血糖変動を検証」を公開した。内科医の山村聡氏が、食後に運動をすると血糖値はどう変化するのかについて、自らの体を使った検証結果を解説している。

動画では、「おにぎりのみ」を食べた場合と、「おにぎりを食べてからゴルフの打ちっぱなし」をした場合の血糖値の推移を測定し、比較している。一般的なイメージでは、食後に運動をすれば糖が消費され、血糖値の上昇が抑えられると考えられがちである。

実際に、おにぎりだけを食べた場合の血糖値は、食前からピーク時にかけて92の上昇幅であった。しかし、同じおにぎりを食べた直後に約40分間のゴルフ練習を行った結果、血糖値はピーク時で245まで急上昇し、上昇幅は152と過去最高の記録を叩き出した。

山村氏はこの意外な結果について、「運動に対するエネルギー供給が必要なため、肝臓だったり筋肉だったりからエネルギー源としてブドウ糖が血管の中に出てくる」とメカニズムを解説。つまり、食事による糖分の吸収と、運動のためのエネルギー供給による糖の放出が同時に起こり、トータルで血糖値を高く跳ね上げてしまったのである。ただし、運動によって放出された糖は体を動かすためにすぐに消費されるため、この上昇単体であれば「悪い血糖上昇」として気にしすぎる必要はないという。

問題なのは、食事で上がった血糖値に運動による上昇が上乗せされ、高いスパイクを作ってしまうことである。血管や膵臓への負担を減らすため、山村氏は運動のタイミングについて「直後よりは少し時間が経って、食べ物分の血糖値を消費し始めた、下がりかけたタイミング」を推奨している。健康のための運動も、実施するタイミング次第で体に思わぬ負担をかけるという、非常に実用的な知識が得られる内容となっている。

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