冬の時期、「結露で窓がビショビショ…」「壁がカビ臭い…」と悩む方は多いですよね。
結露は単に不快なだけでなく、建物の木材を傷め、家の寿命を縮める深刻なダメージを与えます。そして、良かれと思ってやっているその対策が、実は逆効果になっているかもしれません!
今回は、建築士でホームインスペクターのさくら事務所執行役員CROの田村啓さんに、多くの人がやりがちな「NG結露対策3選」と、正しい湿気コントロールの方法を聞きました。

■ 結露を放置すると起こる「2つのダメージ」
田村啓さんによると、建物にとって結露は「水に弱い建物」への大きな脅威です。
1. 建物の寿命を縮める:窓枠や壁の内部で結露が起きると、周辺の木材が水浸しになり、木材の傷みが促進されます。
2. 健康を害する:結露によって発生したカビは、アレルギーなどの原因となり、住む人の健康を害する可能性があります。

■ やってはいけない!家の寿命を縮める「NG結露対策」3選
結露が起きる最大の原因は、室内と室外の温度差と室内の高い湿度です。良かれと思って湿度が上がる行動を取ってしまうのが、NG対策です。
1. NG行動:24時間換気の「給気口」を閉める
「寒い空気が入るのが嫌だ」と、24時間換気システムの給気口(空気の入り口)を閉めてしまう方がいます。しかし、これは結露を誘発する行為です。
・なぜNG?:給気口を閉めると、室内の湿気や、人が呼吸で出す水蒸気が外に排出されず、湿度が高まり結露が起きやすくなります。特に寝室は寝ている間に湿度が急上昇するため危険です。

2. NG行動:「加湿しすぎる」こと
乾燥する冬に加湿器を使うのは大事ですが、加湿のしすぎは結露を誘発します。
・なぜNG?:湿度が上がりすぎると、いくら換気してもその量が追いつかず、常に湿度が高い状態となって、結露やカビが発生しやすい環境を作ってしまいます。
・ポイント:冬の快適な湿度は40%~60%が目安です。

3. NG行動:石油・ガスファンヒーターをメインで使う
昔ながらの石油ファンヒーターやガスファンヒーターを暖房のメインにしている家は注意が必要です。
・なぜNG?:これらの暖房器具は、暖かい空気を出すと同時に、二酸化炭素と大量の「水蒸気」を出します。これにより室内の湿度が急激に上がり、外との寒暖差で結露がバンバン起こる悪循環を生んでしまいます。

■ 正しいカビ・湿気対策は「見える化」と「根本解決」

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