中国バブル崩壊で負った“深い傷”2020年8月に導入された不動産融資規制強化策「3つのレッドライン」が引き金となり、あえなく中国の不動産バブルは弾けた。それから4年が経った現在、中国政府はいまだに効果的な政策を打ち出せていない。同国の新築住宅価格は下落傾向を辿り、不動産市況は低調なままだ。そこで中国政府は今年5月、そうした市況の下支えするため住宅在庫の買い取り策を発表した。地方政府が優良と判断する物件を