国際NGO「国境なき記者団」(RSF、本部・パリ)は2024年5月3日(現地時間)、恒例の「報道の自由度ランキング」24年版を発表した。日本の順位は23年より2つ低い70位で、先進7か国(G7)では最下位だった。ただ、日本に関する説明はほとんど変わっておらず、何が悪化したのかは読み取りにくい。数少ない変化が、東京電力福島第1原発で出た処理水の海洋放出や、能登半島地震をめぐる対応に関する記述が加わった点だ。前者については