ノンフィクション作家の菅野久美子氏は小学生の頃から作文コンクールや新聞の投書欄に応募し、6年生のときには自作の童話が新聞に掲載された。自分で書いた文章をさまざまなコンクールに強迫的なまでに応募し続けたのは、毒母からの虐待生活を生き延びるための唯一の方法だった――。※本稿は、菅野久美子『母を捨てる』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。■母と一体になれた作文コンクールの受賞ある日、私に大きな