観光色が強い鉄道車両や、寝台特急のように運行時間が長い列車の中には、座席定員外の「サロン」や「フリースペース」が存在するものもあります。文字通り「自由に着席できる、みんなのスペース」は、どう使われてきたのでしょうか。始まりは一等車の展望室明治時代の創業時より、鉄道は「人やモノを運ぶもの」でした。輸送力増強が求められ続ける時代の中で、車両内のスペースは大半が座席や立席スペースとなり、「ゆとり」を追