JR常磐線各駅停車の亀有・金町駅を使う住民が「運賃が不当だ」として、国などに損害賠償を求めていた訴訟で、東京地裁は9月、原告敗訴の判決を言い渡した。桃崎剛裁判長は「東京メトロとJRの併算運賃が不合理とはいえず、通常の経営判断」と説明した。原告の一人で小児科医の松永貞一さん(75歳)は「裁判所にわかってもらえなかったことだけでなく、地域の関心が高まらないことが一番の問題。“公共”について、市民自身がもっと