厳しい決算に業務移管に伴う問題、ヤマトの課題は山積するばかりだ(記者撮影)業績低迷と事業移管の「二重苦」から脱せるのか。宅配便大手ヤマトホールディングス(HD)は11月1日、2024年3月期の業績予想を下方修正した。売上高に相当する営業収益は前期比0.9%減の1兆7850億円、本業のもうけとなる営業利益は同8.2%増の650億円となる見通しだ。前回予想からそれぞれ350億円、150億円を引き下げた。これで期中での通期業績予想の