※この記事は2020年11月27日にBLOGOSで公開されたものです 新作映画「アンダードッグ」、観賞前には前編131分・後編145分という長尺の不安が一瞬よぎったが、結局、ただただ掴まれ、観終えて全身が火照っている。 安藤サクラ主演「百円の恋」(2014年)、山田孝之主演「全裸監督」(2019年)など、役者のポテンシャルを思い及ばぬ角度から引き出す武正晴監督が、またしてもその才腕を発揮していた。 <映画「アンダ&#1