特定の民族を貶める文書を社内配布するのは違法だとして、「フジ住宅」(大阪府岸和田市)につとめる在日コリアンの女性が、同社と会長を相手取り、損害賠償などを求めた裁判の控訴審判決が11月18日、大阪高裁であった。清水響裁判長は、フジ住宅と今井光郎会長に計132万円の支払いと、民族差別的な文書や、原告を批判したり、攻撃したりする文書配布の差し止めを命じる判決を言い渡した。(ライター・碓氷連太郎)●女性は「差別