逮捕を伝える新聞記事で、住所の地番までを掲載したのはプライバシー権侵害だとして、ブラジル国籍の夫婦が、静岡新聞社を相手に計660万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟の控訴審判決が11月18日、東京高裁であった。渡部勇次裁判長は、静岡新聞社に66万円の賠償を命じた一審判決を取り消し、夫婦側の請求を棄却する逆転判決を言い渡した。夫婦側は上告する方針。夫婦は覚醒剤取締法違反などの容疑で逮捕されたが、その後