この秋、都内の公民館で、ある劇団の稽古が始まっていた。若手俳優らの活気ある現場に姿を現したのは、馬奈木厳太郎弁護士だ。馬奈木弁護士は、ミニシアター「アップリンク」をめぐるパワハラ訴訟で、元従業員側の代理人をつとめたことで知られる。また、自身もドキュメンタリー映画の制作を手がけるなど、演劇や映画の文化を支えている。この日は、劇団のメンバーたちに向けて、「ハラスメント講習」をするためにやってきた。通常