衆院選と同時に実施された最高裁裁判官の国民審査では、夫婦別姓を認めない民法の規定を合憲と判断した裁判官4人が不信任率の上位を独占した。形骸化が指摘され、話題になりにくい国民審査の結果ながら注目された。一方で不信任率がもっとも高かった裁判官は7.85%。過去最高の15.17%(1972年)はもとより、前回2017年でもっとも高かった裁判官の8.58%にも及ばず、絶対的な値としては低いとも言える。こうした結果をどう捉えるべき