米国において、包括的なプライバシー保護法を連邦レベルで整備するという公約は、少なくとも10年前から、さながら馬の鼻先にぶら下げられたニンジンのごとく、消費者団体やプライバシー擁護団体の目の前に掲げられてきた。だが、州レベルでの法整備が進む反面、個人データの秘匿性や安全性を担保する全米規模のプライバシー保護法はいまだ不在だ。米国は欧州連合(EU)をはじめ、世界のいくつかの国々に大きく遅れを取っている。年