自分の1票で政治は変わらないと思っている。また、そもそも政治に興味がなかったり、よくわからない。政治について話すと怒られる。こうした政治に対する意識からか、2016年以降の国政選挙の年齢別投票率で、20歳代の投票率が30%台で最も低くなっている。さまざまな有権者の姿を知ることで、なぜ投票率が低いのか、なぜ投票に行くのか、行かないのか、その理由を明らかにしていくのが『有権者って誰?』(藪野祐三著、岩波書店刊