新型コロナウイルスの影響で世界経済は大打撃を受けている。感染者の急増が止まったことから、日本を含む各国は制限緩和に移りつつあるが、そのタイミングは適切なのだろうか。東京大学大学院の小原雅博教授は「100年前のスペイン・インフルエンザ(スペインかぜ)では、経済の正常化を急がない都市のほうが、結果として経済の回復度合いが大きかった」という--。※本稿は、小原雅博『コロナの衝撃感染爆発で世界はどうなる?』