火星と木星の公転軌道のあいだに位置する小惑星帯。そのなかでも最大の小惑星である「パラス」(直径およそ510km)表面の詳細な様子が、今回初めて明らかになりました。数多くのクレーターに覆われたその表面は、激しい衝突が繰り返されてきた歴史を物語っています。■傾いた軌道が速度差をもたらし、パラスに激しい衝突の痕跡を残させた【▲超大型望遠鏡(VLT)によって撮影された小惑星「パラス」。右は北半球、左は南半球を写し