2つの恒星が互いの周りを公転し合う「連星」は、宇宙ではありふれた存在です。今回、恒星としての最期を迎えつつある主星の進化が伴星によって早められた連星の様子が、南米・チリの「アルマ望遠鏡」などを使った観測によって明らかになりました。■主星に取り込まれた伴星が、主星のガスを周囲に吹き飛ばした【▲アルマ望遠鏡が観測したHD101584。青は地球に向かって近づくガス、赤は遠ざかるガス、緑はその中間の動きをするガス