退職強要などから精神疾患を発症したとして労災認定された元契約社員の女性(50代)。体調が安定せず、解雇されてから働けない日々が続いている。ところが、今年2月、元勤務先が国を相手に、労災認定の取り消しを求める裁判を横浜地裁に起こしてきた。会社がこうした裁判を提起するのは珍しいという。もしも取り消しが認められれば、女性は生活の糧がなくなってしまうという。「どうして私の被害に向き合わないのか」と憤っている