夫婦が同じ姓を名乗ると定めた民法の規定は憲法に反するとして、国に計10円の損害賠償を求めた訴訟で、東京弁護士会の出口裕規弁護士とその妻は10月11日、請求を棄却した9月30日の東京地裁判決を不服として、東京高裁に控訴した。控訴後、東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開いた出口弁護士は「2015年の最高裁大法廷判決は、子連れ再婚の場合について具体的に検討していない」と指摘した。●「裁判所は子どもの置かれている環