「爆弾を命中させて帰ってくればいい」と言い続けた佐々木友次さん9回特攻に出て、9回無事に帰ってきた佐々木友次さんという人がいた――。「これってすごい驚きじゃないですか?」と語り始める鴻上さん。「当時のことを調べれば調べるほど、軍隊という環境の組織としてのハードさがわかる」その中で、たった21歳の若者が特攻を命じる50代や60代の上官に向かって「体当たりして死ななくても、爆弾を命中させて帰ってくればいいじゃ