家電が日本社会を変え、主婦の生活を変えた時代1950年代、テレビ放送の開始と同時にもてはやされた家電といえば、白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫の『三種の神器』でした。初めて松下電器産業(現パナソニック)が売り出したテレビは、当時の価格で29万円と庶民には手が届かない代物でしたが、テレビへの需要と人気は高まるばかり。戦時中、家電は“ぜいたく品”としてほぼ生産中止になったものの、戦後はその反動も手伝い、メーカー各