日産が三菱自を傘下に収めることになった経緯についてはいくつか漏れ聞こえており、記事などではカルロス・ゴーン社長の粘り強い意志、そしてしたたかな戦略性が高く評価されている。 そこに異論はまったくない。こんなに短期間、しかも不正問題がどう落着するか分からない時点で多額の出資を決断できるのは、三菱自と軽自動車に関し協業を開始して以来何度も、同社を傘下に入れるシミュレーションを繰り返してきたからに他ならな