ようやく東京五輪エンブレムが決まったとか。野老朝雄。言われてようやく、ああ、そうか、と、この作品のすごさが、改めて、いろいろ見えてきた。平野敬子が当初からケチをつけていたせいで(などと、人のせいにしてはいかんな。ようは私がまだまだ勉強不足なだけ)、てっきり先の次点の原研哉の作品だと思い込んでいた。だが、野老のものとなると、話はまったく違う。単独のこじゃれたエンブレムとして成り立っているだけではな