7月2日、約700ある地域農協を束ねる全国農業協同組合中央会(JA全中)の新会長が決まった。政府主導の農協改革を受け入れた直後の会長選挙で、下馬評を覆して勝利したのは改革派候補だった。この結果は、農協を牛耳る既存勢力にNOが突き付けられたともいえる。農協組織に何が起きているのか。(「週刊ダイヤモンド」編集部千本木啓文)東京・大手町のJAビルで2日、JA全中会長選挙の結果が発表されると役員推薦会議の会