効果的なSEO対策を実現するWEBコンテンツ設計の仕方「4つの手順」/荻野 永策
今回のコラムは、「効果的なSEO対策を行うためのWEBコンテンツの設計の仕方」をご紹介する。WEBコンテンツ設計で重要なのは、市場規模(検索回数)と検索ニーズの分析である。この分析の基本をこのコラムでご紹介するので、「こうやって設計するのか!」を新しい気づきを得ていただければ幸いである。

目次(1)WEB検索の検索ニーズ「見込み客は何を知りたいのか?」

(2)WEB検索の市場規模「どれだけ検索されているか?」

(3)分析手順1「検索ニーズを調べてリストアップ」

(4)分析手順2「市場規模を調べて一覧表にする」

(5)分析手順3「顧客が何を知りたいのかを把握する」

(6)分析手順4「WEBサイトのコンテンツを考え見込み開拓できないか検討する」

(7)まとめ

なお、この記事は2015年2月2日に弊社ブログに掲載した内容をそのまま掲載しています。また、記事が非常に長文ですので、途中までしか掲載できておりません。申し訳ございませんが全文確認されたい方は、弊社ブログをご覧いただけますと幸いです。WEB検索の検索ニーズ「見込み客は何を知りたいのか?」最初に、WEB検索の検索ニーズについてご説明しよう。WEBは、情報を得るためのメディアであるため、検索者は、情報を得るために「知りたい情報」を「キーワード化」して検索エンジンを使って検索している。そのため、検索ニーズを一言でいえば、「何が知りたいのか?」である。

ビジネスで活用するWEBサイトの場合は、この検索ニーズを分析しないことには、ニーズに合っていない情報提供をすることになってしまう。これではいくらSEO対策しても、見込み獲得はできない。いくらコンテンツを公開しても効果は得られない。WEB検索の市場規模「どれだけ検索されているか?」次に、WEB検索の市場規模についてご説明しよう。市場規模とは、「どれだけ検索されているか?」である。検索回数という言い方もする。

検索ニーズを知ったとしても、検索市場が少なければ、集客力は全然強化されない。SEO対策を強化したいのであれば、検索市場のあるキーワードで対策しなければならない。検索ニーズと市場規模を分析する必要性このように、検索ニーズと市場規模をWEB制作の前に分析しておくことは重要である。もう一度まとめると下記のようになる。

(1)検索ニーズ(検索者は何を知りたがっているのか?)を知らないとニーズに合っていない情報提供をすることになり、見込み開拓ができなくなる。

(2)市場規模(検索される回数)を知らないと、いくら情報を公開しても集客力が向上しない

では、この「検索ニーズ」と「市場規模」はどのように調査すればいいのだろうか?ここでは、その簡単な方法を1つご紹介しよう。なお、説明を分かりやすくするために、「印刷会社のWEBサイトを制作する」という前提で進める。また、今回はGoogleを対象に検索ニーズと市場規模を分析する。Yahooも同様に分析する方法があるが、また別の機会にでもご紹介しよう。分析手順1「検索ニーズを調べてリストアップ」最初の分析は、検索ニーズである。検索ニーズの調査方法は、検索エンジンの「サジェスト機能」を使って分析することができる。そのやり方は下記の通りである。メインキーワードのピックアップまずあなたの商材に関連するキーワードをいくつかピックアップしてみよう。この記事では印刷会社を例にしているので、「チラシ印刷」「名刺印刷」「DM印刷」等が考えられる(この他もあるが、説明が長くなるのでいったんこの3つとする)キーワード表の作成ピックアップしたキーワードを使って、下記のようなエクセルの表を作ろう。

-->サジェスト一覧の調査次に、ピックアップしたキーワードのサジェスト一覧を調査する。サジェストとは、「チラシ印刷」であれば、「チラシ印刷」と組み合わさって検索されている他のキーワード候補のことで、Googleの検索機能に組み込まれている。Googleでは、検索ボックスで下記のように候補のキーワードがずらっと表示されるが、これがサジェスト(以下画像参照)である。

-->

上記の例の場合、サジェストは「激安」「見積もり」「CM」「東京」「比較」「最安値」といったキーワードとなっている。

このサジェストは「普段、他の検索者がどのようなキーワードで検索しているのか?」を表示してくれる検索の補助機能である。つまり、実際に検索として発生しているキーワードであるため、サジェストに含まれるキーワードこそ、検索者が「知りたい情報」である可能性が高いのである。

このサジェストは無数にあるため、それらを全部自動的に取得してくれるのが、「GoodKeyWord」というWEBサイトだ。GoodKeyWordにアクセスしたら「チラシ印刷」「名刺印刷」「DM印刷」のキーワードでサジェスト一覧を調査しよう。

-->

上記のように、「Googleサジェスト」を選択し、調査したいキーワードを入力後、検索をクリックしよう(たまにエラーで表示できない場合があるので、その場合は時間をおいて再度やってみるとよい)しばらくすると、下記のような画面になる。(下記はチラシ印刷で調査した場合の例)

-->

様々なサジェストがずらっと並んでいるはずだ。そして、画面の右側に「表示されたキーワードをすべてコピー ※重複キーワードは削除済」という部分があるので、そこからサジェスト一覧をコピーして、先ほど作ったエクセルに貼付ける。「チラシ印刷」「名刺印刷」「DM印刷」それぞれで同じことを行い、エクセルに貼付けよう。貼付けた結果のエクセルが下記のようなものだ。

-->

ここまで出来れば、各キーワードに対してどんなサジェストがあるのかが一覧表でわかるようになる。この段階でもキーワードから検索者がどのような情報をほしがっているのか、ある程度見て取れる。

例えば、「チラシ印刷」の場合、「エクセル入稿」というようなキーワードがある。これは、エクセルで作ったチラシを印刷できるのかどうか?印刷できるサービスはあるのか?などを調べている可能性が高い。こういう仮説を立てると、WEBサイトの入稿方法のページで「エクセルの入稿方法について」というコンテンツが必要になるのでは?と判断できる。

このような形で、検索ニーズを満たすコンテンツ設計を行なっていくわけだ。

記事の続きについてここから先は、

分析手順2「市場規模を調べて一覧表にする」

分析手順3「顧客が何を知りたいのかを把握する」

分析手順4「WEBサイトのコンテンツを考え見込み開拓できないか検討する」

まとめ

と続きますが、長文のため、続きは弊社ブログをご覧ください。