ランパードの「ちょっといい話」…母を亡くした17歳の相手選手に見せた心遣い
舞台となったのは、ブリタニア・スタジアムで行われたストーク対マンチェスター・シティ戦である。
ホームゲームながら、シティ相手に1-4と大敗したストーク。
しかし、この試合、ある選手が記念すべきプレミアリーグデビューを飾っている。ストークの下部組織出身で、17歳のMFオリヴァー・シェントンである。
実はこの数日前、シェントンの母親であるマンディさんが乳がんで亡くなっていた。15年間にわたり闘病していたようで、葬儀が行われたのはこの試合の2日前だったという。
おそらくストークのマーク・ヒューズ監督には、そんなシェントンにせめてプレーする機会を与え、その姿を天国の母親に手向けたいという想いがあったはずだ。こうして、シェントンは強豪チームとの一戦でプレミアリーグデビューを飾ったのだ。
しかし、この話には続きがあった。
どうやらこの試合後、対戦相手のフランク・ランパードがシェントンに自身のユニフォームをプレゼントしていたようなのだ。
最愛の母親を2008年に亡くし、その数日後に行われたリヴァプールとのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝に挑んだランパード。その試合で決めたPKのシーンは語り草となっており、腕に巻いていた喪章にキスし天を指さす仕草は多くのファンの胸を打った。
そうした自身の経験と17歳が重なったのだろうか。
プロ選手として、そしてプレミアリーグでプレーする先輩選手としてお手本となるようなふるまいである。
プレミアリーグ公式HPによれば、シェントンがピッチに立ったのはわずか25秒。チームの反撃に貢献することはできなかった。
しかし、彼にとってこの一夜はとてつもなく大きな一歩となったことだろう。未来あるシェントンの成功を祈りたい。
(記事提供:Qoly)

