マインクラフトで記憶装置搭載ワープロを2年かけて作成した猛者が登場
ゲーム「マインクラフト」はユーザーが自由に好きなモノを作れるのが魅力の1つで、ジブリの世界を作成したり、デンマーク政府が国土を再現したりするなど、ユーザーの想像を上回る作品が登場しましたが、今度はKOALAさんというプレイヤーがマインクラフトで記憶装置搭載のワードプロセッサ(ワープロ)を完成させ、その全貌を撮影したムービーを公開しています。
Redstone Word Processor/Computer in Minecraft [1024 subscriber special] - YouTube
壮大な装置とディスプレイが登場。
ディスプレイに「HELLO I'M KOALA AND」と文字が表示されます。
続いて「THIS IS MY WORD PROCESSOR」と表示されました。
画面がスーッと引いていくとタイプライターのようなものが出現。
「NEW FILE」と書かれたボタンを押すと……
先ほどまで表示されていた文字が消去されました。
続いて「shift」
「H」
「E」
「L」の順番にタイピング。
画面に「Hell」が表れ、タイプした文字が表示されているのがわかります。
「return」で改行。
数字の「3」
「7」に続いて……
記号が打込まれます。大文字・小文字・数字・記号をタイピングしてディスプレイに表示できるとのこと。
記憶装置も併設されているので「/#」でセーブしたデータを読み込むことが可能です。
回路素子「レッドストーントーチ」を使ってタイプライターで打ち込んだ文字情報を発信。発信された信号は、ボックスで作られたワイヤを通って伝達されます。
ワイヤで伝達された信号は8ビットバイナリデータのASCIIコードに変換。
記憶装置は400ビットのROMが4つ搭載されていて、200バイトの容量になっています。
記憶装置の中はレッドストーントーチから発信された信号がチカチカ点滅しています。
これは信号データを分離するスプリッタと複数の信号を処理する装置。
画面中央にある青い箱が……
左右に移動しながら「ON」「OFF」のスイッチを切り替えて、「0」と「1」からなるバイナリデータを処理。
2台搭載されたデコーダを使って変換されたコードを復号化しています。
こちらはディスプレイの裏に当たる部分。ものすごい数のブロックが積み重ねられています。作成者のKoalaさんによれば、ディスプレイには最大で50文字表示可能とのこと。記憶装置付のワープロを作成しただけでもすごいのですが、作成に約2年もかけたその根性こそ称賛されるべきです。