【米国はこう見ている】田澤純一に高評価 来季年俸は2億4000万円超えが確実に!?
田澤は「チームの主力セットアップマン」
レッドソックスの田澤純一投手の来季年俸が、200万ドル(約2億4000万円)を超えると米メディアで報じられた。名門球団でセットアッパーを任せられている右腕は、順調にメジャーでのキャリアを積み重ねている。
地元紙ボストン・グローブは、今季途中にトレードでアスレチックスに放出し、シーズン終了後にフリーエージェント(FA)となったジョン・レスター投手の去就に関する記事を掲載。その中で、田澤について触れている。
田澤はメジャーでの実働年数が3年を超えた昨季終了後、年俸調停の権利を得た。昨オフは年俸調停を回避し、81万5000ドル(約9600万円)から46万ドルアップの127万5000ドル(約1億5100万円)でサイン。71試合に登板して5勝4敗25ホールド、防御率3.16と大車輪の活躍でワールドシリーズ制覇に貢献したものの、年俸の上がり幅は控えめだった。
ただ、チームが低迷した今季も71試合に登板して4勝3敗16ホールド、防御率2.86と活躍したことで、来季はさらにアップすることが確実な状況。記事では、チーム内で年俸調停の権利を持っている田澤とダニエル・ナバ外野手に対して、契約の意向を示すための条件提示をするか、自由契約にするかの期限が現地時間2日に迫っていることを指摘した上で、こう言及している。
「チームの主力セットアップマンである田澤は間違いなく保持され、来季(の年俸)は200万ドルにはなる見込みだ」
この2年間の活躍を見れば、これでも安い額と言えるかもしれない。ただ、田澤がフリーエージェントになるのは2016年シーズン終了後で、その前はやや抑えた金額になるのはメジャーでは仕方のないことと言える。
レッドソックスは今オフ、契約満了となった上原浩治投手と2年契約を結び直し、パブロ・サンドバル内野手、ハンリー・ラミレス内野手と2人の大物FA野手を獲得。地区最下位からの巻き返しに向け、戦力強化を進めている。守護神の上原とともにブルペンを支える田澤も、王座奪還に向けて必要不可欠な人材と見られているのは間違いない。