スアレスの得点王確実…リヴァプール強力2トップ“SAS”は50得点を記録

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 プレミアリーグの優勝争いはリヴァプール、チェルシー、マンチェスター・Cで争っている状況だが、得点王の座はリヴァプール所属のウルグアイ代表FWルイス・スアレスがほぼ手中に収めている。

 スアレスは今シーズン序盤、前年度のチェルシー所属セルビア代表DFブラニスラヴ・イヴァノヴィッチへの噛みつき行為により科せられた出場停止処分により、開幕から5試合を欠場したが、第6節で早速2ゴールを挙げると、得点を量産。第14節のノリッジ戦では4得点を決めるなど、ハットトリックも3度記録。ここまで31試合出場で、30得点をマークしている。

 得点ランキングで独走状態のスアレスは、1992−93シーズンにプレミアリーグが創設されて以降の、最多得点記録となっているニューカッスル所属時代に記録した元イングランド代表FWアンディ・コール氏と、ブラックバーン所属時代に記録した同FWアラン・シアラー氏が保持する年間34得点の記録更新も期待される。スアレスは得点王となれば、アヤックス時代の2009−10シーズン以来のタイトルとなる。

 2位はリヴァプールの同僚であるイングランド代表FWダニエル・スタリッジが20得点で続く。『SAS』(Suarez And Sturridge)と呼ばれるリヴァプールの強力ツートップは、チーム全体で挙げている96得点の半数以上をたたき出している。

 3位は中盤のポジションながらミドルシュートやセットプレー、鋭い飛び出しなどから得点を重ねるマンチェスター・C所属のコートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレで、19得点を決めている。ブラジル・ワールドカップで日本と同組のコートジボワールの中心選手の得点力は脅威だ。

 以下、マンチェスター・Uのイングランド代表FWウェイン・ルーニーが17点、マンチェスター・Cのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが16得点で続いている。