クルマを運転する時に必ず目に入るのが、ドライバーの目の前に広がるインストゥルメント・パネル(インパネ)で、そのデザインには各社の個性がよく表れています。フェラーリ、ランボルギーニ、メルセデスベンツ、ロールスロイスなどの高級車からトヨタ、フォード、ヒュンダイなど世界中の自動車のインパネ周りの写真を集めまくって一気に見ることができ、バーチャルなユーザー・エクスペリエンス(UX)を体験できるサイトが「car-ux」です。

car-ux
http://car-ux.com/


画面の左には、メーカー別にまとめられたリンクが表示されており、各車の主な車種のインパネを見ることができます。


一番上から見ていくことにしました。アウディが2014年2月に発表したコンパクトモデル「S1」のドライバーシート周り。コンパクトクラスによく見られる、ボディ同色を内装にも取り入れた配色がポップ感を演出しています。


2017年市販予定のコンセプトモデル「ベントレー ハイブリッドコンセプト」の内装。これでもかと使われているレザー、磨き上げられて複雑な杢目(もくめ)を見せるウッドパネル、毛足の長そうなカーペットなど、一分のスキも感じさせない仕上がりです。


水平基調で少しドライバー側に傾けられたレイアウトの「BMW 7シリーズ」のインパネ周り。


同じBMWでも、2013年後半に発売された「i3」は一転して未来志向なデザインでした。


アメリカ車の象徴のひとつ、「シボレー・コルベット」の内装はこんな感じ。


もう一つのアメリカを代表する、フルサイズピックアップトラックの代表格、「フォード F-150」のコクピット周り。助手席との間には余裕でもう一人が座れそうなほどの幅があります。


こちらはイタリアを代表する「フェラーリ・カリフォルニア Ｔ」の様子。ハンドル回りに多くのスイッチやダイアルがレイアウトされ、センターコンソールからはシフトレバーが姿を消して「シフトスイッチ」に。


一転して、同じフェラーリでもこちらは1969年製の「365GT 2-plus-2」の内装。この時代のデザインが好きな人も多いハズ。


こうやって見てみると、それぞれ特徴のあるデザインテイストを持っていることがわかります。こちらも独特な雰囲気を持つ「ヒュンダイ・ソナタ」のハンドル回り。


「ホンダ・CR-Z」はサイバー感あふれる仕上がり。


高級車の代名詞のひとつ、「メルセデスベンツ・Sクラスクーペ」の内装コンセプト。なめらかな曲線と色使いがかもし出す落ち着いた空間はさすがです。


イギリス・ランドローバーの「レンジローバー」は直線基調の内装。


高級感あふれる仕上がりの中にも、アンデンティティーである「5連メーター」を受け継いでいる「ポルシェ・911カレラS」


落ち着いたスポーティーな雰囲気を感じるインパネですが、実は北米向け「トヨタ・カローラ」の内装でした。


独自の世界観を持つ「ロールスロイス・ファントム」のインパネ周り。


また、各車のディティールを集めたコーナーも設置。メーター周りだけを集めた「Detail : Instrument Panel」や……

Detail : Instrument Panel - car-ux
http://car-ux.com/Detail-Instrument-Panel


車内の時計だけを集めた「Detail : Clock」などのページを眺めてみるのも、クルマ好きにはたまらないかも。

Detail : Clock - car-ux
http://car-ux.com/Detail-Clock


これ以外にも、各社がリリースしているスマートフォン向けアプリの画面を集めた「Mobile Apps」、コンセプトカーの画像を集めた「Concept : Image」やムービーを集めた「Concept : Image」などのページがあり、それも見ごたえおある内容になっています。

日本車メーカーで言うと「マツダやスバルなどのページがない！」などツッコミどころはありますが、なかなか目にする機会も少ない超高級車のインパネ周りを眺めまくってみたり、写真だけで何の車か当ててみるなど、いろいろな楽しみ方のありそうなページとなっています。