大人になってありがたみがわかった親の小言は?『ちゃんと挨拶しなさい』『うまい話には裏がある』

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子どものころは鬱陶しく思っていた親の小言。大人になった今、思い返してみると一理あると思ったり、口うるさく言ってもらってよかったと思ったりするものが多かったりしますよね。読者にアンケートし、「大人になってありがたみがわかった親の小言」を集めました。

調査期間:2013/11/16〜2013/11/23
有効回答数906件(ウェブログイン式)
マイナビウーマン調べ

■勉強のこと
「勉強は親のためでなく、『自分のため』とよく分かった。もっと勉強しておけば良かった」(39歳/女性)
「『勉強しなさい』とよく言われたけど、今になって嫌なことでも取り組むことのできる努力を身に着けることは大事だと思う」(41歳/男性)
「『英語を勉強しなさい』。英語を話せたら世界が広がったはず」(33歳/男性)

やはり多かったこの回答。筆者も散々言われたのに、ちっとも勉強しなかった一人です。もっと勉強していれば……と怠惰だった昔を悔やむ今日このごろ。

■門限のこと
「『○時に帰りなさい』。親のエゴではなく、本当に心配してくれていたんだなと今なら思う」(33歳/女性)
「高校生のころの門限が20時だった。当時はすごく嫌で、これが反抗期の一因にもなったけど、大人になって夜にうろうろしている女子高生を見ると『危ないな』と思うことも」(27歳/女性)

特に女性からは門限に関するエピソードが多く寄せられました。当時は苦々しく思っていたものの、大切に育てられたことに感謝するコメントが多かったです。

■マナーのこと
「箸の持ち方を厳しく教えてもらったのはよかった。大人になって箸が下手な人を見るとがっかりするので」(28歳/女性)
「『ちゃんと挨拶しなさい』と言われていたけど、挨拶は人間関係の第一歩だと実感している」(32歳/女性)
「小さいころからきちんと靴をそろえることや、ご飯食べるときにひじをついてはいけないことなど、大人になって社会に出たら恥ずかしく無いように最低限は教えてくれた」(31歳/女性)

基本的なマナーは、大人になってからだとなかなか身につきませんもんね。

■思想やお金に関すること
「『宗教には気をつけろ』。子どものころは意味がまったく理解できなかったけど、『今は分からなくて良いからとにかく覚えておきなさい』と言われていた。大学に入ってカルト系サークルの存在を知ったりするうちにヤバさが分かった。いい宗教もあるけど、危ないものもあるんだと理解できた」(24歳/女性)
「会社を経営していた親が『うまい話には裏がある』とよく言ってて、大人になってからネズミ講に誘われた際にそれを思い出した」(24歳/男性)

悪質な考えに引っかからないように、親も心配していたのでしょう。

親の心、子知らずと言いますが、大人になったからこそわかる親の気持ち。親の厳しさと優しさに感謝しつつ、もっと立派な大人になりたいものです。そして、いつか次の世代にその思いを伝えていきたいですね。

(宮崎智之+プレスラボ)