中国の多くの高校ではジャージが「制服」として採用されており、日本の高校のような制服はほとんど見かけない。そのため、多くの若者が日本の制服にあこがれているようだが、日本の女子高生が冬でもスカートを穿くことは理解に苦しむことのようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の多くの高校ではジャージが「制服」として採用されており、日本の高校のような制服はほとんど見かけない。そのため、多くの若者が日本の制服にあこがれているようだが、日本の女子高生が冬でもスカートを穿くことは理解に苦しむことのようだ。

 中国では「冬の寒い時期に膝を冷やすと関節炎になる」という俗説があり、女性が冬に短いスカートを穿くことはほとんどない。実際、地域にもよるが中国では冬になると女性のほとんどがパンツルックになる。

 中国大手検索サイト百度の掲示板にこのほど、日本の女子高生が冬でもスカートを着用することについて議論するスレッドが立てられ、中国人ネットユーザーが意見を交わした。寄せられたコメントを見てみると、

 「見ているだけで寒くなってくる。やっぱり体のことを考えたほうがいいよ。見た目重視は愚かだと思う」 「この点は日本に学ぶ必要はないな。冬は厚手のズボンをはくべきだ。年を取って関節炎になるのは自分だからな」 「日本の女性は年を取ったらリューマチになる人が多いのかな」

 など、やはり関節炎やリューマチを心配する声が多かった。中国人は関節炎になることを非常に恐れていることが見て取れたが、日本ではリューマチの薬がよく売れるに違いないというユーザーまでいた。

 しかし、中国でも日本のようなスカート文化を望む意見もあり、

 「中国の女性もスカートを穿け!」 「中国の女性たちもぜひ学んでもらいたい」

 などのコメントもあったが、中国の多くの高校はジャージが制服であるうえ、ここまで関節炎やリューマチを恐れていたらそれも難しいだろう。(編集担当:畠山栄)(イメージ写真提供:123RF)