韓国の女性アイドルグループの「クレヨンポップ」が、日本のアイドルグループ「ももいろクローバーZ(ももクロ)」の衣装を盗作したとの疑惑が韓国国内で上がった。これを受けて所属事務所が24日、公式な見解を明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。

 クレヨンポップが18日に公開した新曲「クルクリスマス」の画像で、メンバーがクリスマスツリーをモチーフにした衣装を着用していたところ、このデザインがももいろクロの衣装を盗作したものではないかと指摘を受けた。

 同グループは、今年8月にも衣装やコンセプトがももクロと酷似しているとして、盗作疑惑が上がり、騒動となった。

 所属事務所側は「クレヨンポップが写真集の撮影時に着用した衣装は、クリスマスツリーの象徴的なイメージを模した。緑の葉、葉の端に架けられた目、ツリーのてっぺんの星などは、誰もが連想することができる象徴的なイメージだ」と釈明した。

 またノイズマーケティングではないかとの疑惑については「クレヨンポップは、路上公演から始まり、数多くの困難を経験して、ようやく多くの方々の関心と愛を受けることになった。このような重要な時期にクレヨンポップのイメージを毀損(きそん)してまでノイズマーケティングを繰り広げる理由がない。むしろ毒になるだろう」と一蹴したという。

 一方、クレヨンポップは26日に、新曲「クルクリスマス」を発表する。所属事務所側は「写真集の撮影時に公開された衣装は、活動の衣装ではなく、ヘルメットのコンセプトがそのまま維持される予定」と明らかにした。(編集担当:李信恵・山口幸治)