パク・ジユン、つらい時を乗り越え30代に…「今後は歌と演技両方積極的にしたい」
「暗かった時代を終えて、明るい気持ちで」
いつの間にかデビュー17年目の歌手になった。最初は何も知らずに事務所とプロデューサーが要求する通りに歌い、動いた。自ら曲を作り、歌詞を書きながらその方向に没頭した。型にはまりたくなかった。年をとって心が落ち着いてきた。以前はとても敏感でいつも緊張していた。口数もとても少なかった。いくつかの事務所は私に“第2の成人式”をすることを求めた。違う姿のパク・ジユンについては半信半疑だった。そんな反応に怒ったりもした。それで一人で事務所を作ってアルバムを出した。そんな中で人との関係が熟した。そんな時間が糧になった。自分が誇らしい(笑)
「遅い思春期、傷を克服する方法も習得」
今考えてみると道徳的に生きるために私の10代を捧げていた。振り返ってみると非現実的で、周りの視線は良くなかった。何もかもが嫌だった。何のために走ってきたのか、悔しくなった。お金と人気をすべて得たと思うかもしれないが、現実は違った。セクシーなイメージに縛り付けられ、私の実際の人生もそうだろうという先入観を持たれ、悔しかった。7〜8年間の空白期間、怒涛の時期を経た。思春期が遅れてやってきたようだった。大衆とのコミュニケーションより、私自身に話したかったことが多かった。若くして早くデビューし、同年代のように10代らしい生活はしなかった。ある時期はまったく歌いたくもなかった。子供っぽい時期を思いっきり過ごした。
幸い、苦難の時間に様々な経験をさせてくれて、私の人生について真剣に悩むようにしてくれた。家族の愛と写真を撮ることや文章を書くことで大きな力を得た。自信を取り戻して、勇気を持つようになった。以前に比べて確かに強くなった。だけど、いまだに傷に触れられると痛い。私のコンディションによって反応は異なる。ただ、すぐに克服できる方法を習得した。私自ら強くなろうと努力した部分もある。だからといって痛みが消えるわけではない。
「歌と演技、両方を得るパク・ジユン」
ユン・ジョンシンの事務所との出会いは突然だった。事務所はふとパク・ジユンがどうしているのか気になり、私は頼れる垣根が必要なときだった。長い話し合いの末、今後1年間のプロジェクトアルバムを企画した。トレンディな音楽をするパク・ジユンになりたかった。30代女性の美しさ、健康なエレガントさを表現しようとした。「あ〜パク・ジユン生きているね。まだパク・ジユン綺麗だね」と褒められたい(笑) あえてビジュアル面も強調した。ステージの上で踊るのは本当に恥ずかしい。2003年以来、初めて挑戦した。死ぬほど練習しても、まだ出来ない人間もいるようだ。私もステージの上で余裕を持ってダンスを楽しめるようになりたい。所属事務所の後輩キム・イェリムを見ると、過去の私を見ているよう(笑) ダンスもそうだが、バラエティに慣れないところがそう思う。歌がとても上手なので、これから本当に上手く行くと思う。
歌と演技は両方とも好き。まだ歌うときの方が楽だ。演技はこれからが始まりだと思う。30代になって感性が深くなり、視野がさらに広くなった。演技はより積極的にする。歌手としてジャンルおよびコンセプト、活動方向についてはすべてオープンにしている。何もかも出来る、とまるで新人のように心の準備が出来ている。パク・ジユンが死んでいないということを見せられるのが今である(笑)
