向こう側にも女性同士の観客を多く発見!

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すっかりブームが去ったように感じるプロレス。ところがプロレス雑誌元編集者さんによると、「新しいファンが増えて、今までのオールドファンとは違う別の楽しみ方をしはじめた」のだそうだ。そのファンっていうのは、いったいどんな人たちなのか確かめるためさっそく現場に行ってみた。

会場に着くとそこは女性だらけ! なんと3割以上も女性客が集結しています。正直、あまりの意外さにびっくりしました。昔からのプロレスファンに聞いてみると
「最近の新日本プロレスは、日によって3〜5割が女性。今日は少ないほうですね。ドラゴンゲートという団体だと9割近く女性ですよ」

新日本プロレスは1972年にアントニオ猪木が設立した団体で、古くは坂口征二や長州力などを生み出し、現在はカードゲーム会社が運営。一方ドラゴンゲートは、ウルティモ・ドラゴンが設立した闘龍門を前身とする団体で、どちらかというとアクロバティックな技で見た目も華やか。イケメン若手レスラーが多いそう。

ではそのドラゴンゲートのほうも覗いてみましょう。
ホントだ! 会場は女子だらけ。ただしアイドルのコンサートのように黄色い歓声は飛ばす人はいない様子。決まった掛け声があるようでそれ以外の騒がしい人がいないのも目立つところ。ドラゴンゲートファン女子によれば、「ドラゴンゲートは関西の団体なので、お笑い要素が多いのも人気の所以」だとのこと。

ふーむ、技によって掛け声も決まっている様子から推測するに歌舞伎的な楽しみなんでしょうか? 「そうです! 歌舞伎と同じで型を楽しむのがプロレス。そこまで解ればもっとプロレスが楽しめますよ!!」(前出の昔からのプロレスファンさん談)

最近はアイドルのコンサートや演出にも、プロレス的な要素を取り入れるところが多いのだとか。プロレスって、ショーアップされた高度なものだったのですねぇ。ちょっと前のドラマ「最高の離婚」で主人公の妻がプロレスをよく見に行くキャラクターとして設定されており、気が短く奔放な女性を演出する一幕もありました。でも現実は、もう女性がプロレスを見に行くってめずらしいことではないのです。一度、生のプロレスを観戦してみたらファンになるかもしれないですね。
(カシハラ@姐御)