電源の要らないiPhone用アンプスピーカー「Megaphone(メガフォン)」(Megaphone JAPAN販売)

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音楽には楽器が必要不可欠である。たくさん種類があってそれぞれ独特の音色を奏でてくれる。それらをうまく組み合わせて一つの曲として演奏するクラッシック音楽って凄いよな〜。ところで、角笛っていう古い楽器があるのをご存知だろうか。西洋のお伽話とかによく出てくるイメージの文字通り動物の角からつくった吹奏楽器である。そんな伝統的な楽器にそっくりな形をしたiPhone用アンプスピーカーがこのほど登場した。それってどんな音が出るの?

イタリアンデザイナーズブランンド「en&is design」のプロダクト「Megaphone(メガフォン)」(Megaphone JAPAN販売)がそれ。角笛でいうところの口をつける部分にiPhoneを差し込むだけで、音を部屋いっぱいに響かせるというもの。電源は一切なく、ただiPhone内の音楽を再生すればいい。コンセプトは「根本に立ち返る」「ロー・テクであること」。素材はイタリア産の陶器と木材でイタリアの職人による手作りにこだわった100%Made in Italy。省エネなアナログ楽器のようなアンプスピーカーといえる。

それにしても電源入らずで音を拡張でき、このユニークなデザイン、いずれも独特だが、どうしてこのような製品が実現したのか。Megaphone JAPANに聞いた。
「陶器はガラス状の素材で、音の振動を響かせるのに適しています。また、自然に音が響く楽器のホルンやメガホンの原理・形状により音が増幅します」
「音とデザインをどちらもバランスよく追求した結果、このような形状になりました。デザインを崩さずに音量もでるように様々な案を出し、研究しました」

音質はどんな感じなのか。
「音質に関しては、こちらの動画で確認してください(実際の音です)」

「iPhoneのスピーカーから音源をとる関係上、
本格的なスピーカーより音は劣りますが、電源を必要としないナチュラル素材のスピーカーの中では、音量が大きく、音質もよいです」
「iPhoneの平べったい音を奥行きを持たせて陶器で響かせているカンジで、陶器の響きが大きな特徴です」

最適な部屋スペースはどのくらいか。
「最適な部屋スペースは、かなり大きめのリビングでも十分に音が響き渡る音量です。ただし、大きなホールのような場所ですと反響しないため、音量が足りないです」

どのような環境、場所に置くのが最適か。
「置き場所は、台のある上において使用するのがいいと思います。かなり大きいので、広めのリビングにピッタリです。家具もこだわった部屋だとよく似合うと思います」
「カラーバリエーションの中で、ゴールドとカッパーは和室にもとても合います。とくにカッパーはアンティーク家具にもピッタリです」
「パーティなどで、YouTubeの音楽や、それぞれのiPhoneで聞かせたい曲をシェアしたりすると、楽しい時間を過ごすことができると思います」

iPhoneという最新のデジタル機器と伝統的なアナログ楽器との融合のような音楽スタイルも意外にいいかも知れない。
(羽石竜示)