記者発表会の様子。中央が福島リラさん(左)と西川史子先生そっくり芸人のみかんさん(右)

写真拡大 (全2枚)

富士山の世界遺産登録で注目を集める山梨県。過去には県庁に「女子会推進課」を発足させるなど、ユニークな取り組みに積極的だが、また新たにおもしろい取り組みを始めた。その名も、「世界『いい肌』遺産」登録プロジェクト!

山梨県は富士山以外にも、ワイン・温泉・フルーツ・自然・パワースポットなど、女性好みの「美」にまつわるアイテムが多い。同プロジェクトでは、それらを世界遺産ならぬ「世界『いい肌』遺産」としてアピールし、「女性を美しくする山梨県」を伝えていくという。

これに伴い、県では新たに「やまなしいい肌広報部」を設置。8日に都内でおこなわれた記者発表会では、一日部長に就任したハリウッド女優の福島リラさんが、
「一女性として、女性を美しくする山梨県を日本国内に限らず、世界の多くの方に知っていただきたいと思っています」
とコメント。ちなみに福島さんのこの日のドレスは富士山にちなんだカラー、そして「いい肌」にちなんで肌を多めに見せるデザインを選んだそう。

キャッチコピーは「やまなしは、肌にいい」。実際、山梨県は2012年に株式会社ポーラが発表した「ポーラ アペックス・アイ ニッポン 美肌県グランプリ」でも第2位に輝いているほどの美肌県なのだ。

発表会では、早速「世界『いい肌』遺産」登録候補として4つのアイテムが紹介された。まず1つめは「ワイン」。山梨大学の柳田藤寿教授によれば、
「白ワインには殺菌効果があります。赤ワインはポリフェノールや抗酸化物質を含み、健康や美肌にも効果が期待できるものです」
とのこと。続いて、甲州市のフルーツ娘が、
「ぶどうには疲労回復効果もあり、栄養もたっぷり」
と名産の「ぶどう」をPRした。

もちろん、アイテムは食べ物だけじゃない。山梨在住タレントで温泉ソムリエの高杉Jay二郎さんは、登録候補として山梨に多い「温泉」を提案。
「温泉にはいろいろな効能がありますが、心理的ストレスを和らげる効果もあります。世界遺産の富士山を見ながら、清里の高原を見ながら、そして富士五湖を見ながら、温泉に入っていただきたい」
聞けば山梨県には源泉が500あまりもあるのだとか。

最後に、ものまねタレントのみかんさんが挙げたのは「富士五湖」。その理由として、富士五湖の1つである本栖湖には手つかずの自然があり、見ているだけで心が落ち着くこと。湖で楽しめるアクティビティのウィンドサーフィンや釣りは健康や美につながること。そして富士山と湖が一緒に見られる絶景は見ているだけで心が美しくなることを説明した。

今後はこうした「美」にまつわるアイテムを公式Facebookで紹介し、ユーザーからの「いいね」数によって「世界『いい肌』遺産」として登録していくとのこと。やまなしの「いい肌」アイテムが当たるプレゼントキャンペーンも実施しているそうなので、ぜひ気になる登録候補に投票してみては。
(古屋江美子)