イタリア代表MFアンドレア・ピルロは、16日のコンフェデレーションズカップ・メキシコ戦で、27分にFKで先制点を挙げた。この日が代表100キャップとなったピルロは、通算13得点。そのうちFKからのゴールが8つだ(残りはPKで3得点、2ゴールが流れから)。

最初のFKでのゴールは、2004年6月10日のチュニジア戦。2005年のサン・シーロでのスコットランド戦では2得点を挙げており、そのほかはグルジア、フェロー諸島、EURO2012のクロアチア、サンマリノとの試合で決めている。

この日の試合後、ピルロは「マラカナンで代表での100試合目を祝えたのは素晴らしかった。それに、ゴールも決めることができたしね。夢のようだ。FK? 試合前に考えていたんだけど、うまく蹴ることができたね。ブラジル? 僕らは自分たちのことを考えている。スタジアム全体が僕の名前を叫んでくれた? うれしいよ」とコメントしている。

なお、ピルロは今季、ユヴェントスでもセリエAで5得点をFKから挙げている。欧州の主要リーグでは唯一の成績だ。この日はFKのゴールのほか、前半にPKをもらっておかしくない場面や、ノールックでのDFイニャツィオ・アバーテへのスルーパスがあった。後半もFKでゴールに迫り、FWマリオ・バロテッリへの素晴らしいパスも見せている。

イタリア代表のロベルト・バッジョ氏は、ツイッターで「マラカナンという殿堂で100試合。これ以上の魔法はないだろう。最高だ!」とピルロをたたえている。