ケンミン性からズバリ！ 婚活・仕事の新しいバイブル 『ケンミンまるごと大調査』
『ケンミンまるごと大調査』（文芸春秋社）日本全国４７都道府県のケンミン性、男女の特徴の平均した結果がまとめられているこちら、趣味嗜好や恋愛結婚事情や健康など225の項目アンケート結果を最近よく当たると有名な「ディグラム」で分析したものだ。
「ディグラム」とは心理学で有名な性格診断法エゴグラムの理論に、リサーチデーターを足したもの。つまり深〜く、ともするとマニアックになりがちな心理学と、浅くひろ〜くの統計学と掛け合わせたようなものでデーターに基づく科学的診断。だから人間の深層心理が見えてくる、というのは、著者で20の質問に3択に答えるだけで性格タイプ・波形分類が出てくるディグラム・データーベースを開発した木原誠太郎氏。先月ディグラム診断者数が10万人突破したというから、これはブームになりそうな予感。
何はともあれ見てみよう！例えば九州男児。福岡男子は「基本的に明るく優しいけれど、周囲にあわせなければという気持ちが働いているからかも」しれない「気遣いカメレオン型、優柔不断なお祭り男」、だから「明るく振舞う方」で「転職をしたい」とか「恋愛は自由にするのが好き」な特徴的だとか。そうそう、九州男児イメージに応えようと妙に頑張って盛上げようとしちゃうんだよね、と飲めない友人。
佐賀男子は「他人に厳しく批判精神が高いのに周囲にあわせ十分に主張できない気持ちの狭間で葛藤を溜め込んでいる」そうで、「自分の性格は厳しい」「数字やデーターをもとに話をする」など。長崎男子は「実直で周囲に気を使う骨太の性格」だから「頼まれると断れない方」だったり。なんとなくで語られる九州男児の特徴が、各県共通するところ、異なるところとクリアに。
首都圏を見ると、東京女子は「アネゴ＋東京プライド、仲良し方肉食系ハンター」で、人間関係は得意だが「“あの子には負けてない”自分を確認したかったりする」にあるあると頷く。これはＳＮＳをよく使う率とも関係するそう。埼玉女子は「情報アンテナ感度120％」確かに！東京と張り合うのか、そんな気持ちが流行を“ちゃんと”チェックさせていることも。群馬女子は「ポジティブ系ヨイショ型、人情派サポーター」で「もらえるものはなんでも受け取る1位」ホント！？
その他ケンミン性、面白いものをピックアップすると
岩手男子：言い過ぎて後悔することがある1位
岐阜女子：1人の人を長く愛せる１位
岡山女子：自分の体臭が気になる1位
三重男子：ハメを外して盛り上がることがある1位
鹿児島県：二次元（アニメキャラクターなど）が好き1位
と、へ〜〜となるものがたくさん。各地方出身の友人を思い浮かべ、盛り上がる。不倫をしたことがある（岩手県ベスト１位、愛媛県ワースト1位）、性欲は強い方である（宮崎県ベスト1位、高知県ワースト1位）と物議を醸しそうな項目もズラリだが、これまた思い当たる節、多々あり。
ちなみに筆者は東京生まれ基本東京育ちだが、海外在住歴10年、ディグラム診断してみたら、宮城女子に近い波形だそう。「疑問な点をほっておけない1位」なるほど、確かに！「好奇心が旺盛な方だ 1位」これも昔からよく言われる。そして「周囲からＭ（マゾ）だと言われる1位」え！？そう？？笑 「うん、Ｓではないよ」と知る人は言う。なんだか自分の知らない部分も浮き出ている感じ。
こんな風に平均値ではあるけれど、出身地からのイメージをつかめたら、どうして？？と思う行動も理解しやすいし、コミュニケーションを円滑にする対応もできそう。この分析に反発されたら、それはそれで話のネタにはなるでしょ。相手はもちろん、自分自身についても振り返れる『ケンミンまるごと大調査』、是非チェックしてみて下さい。そしてＷｅｂ上のディグラム診断では今月6月はジューンブライドにちなみ恋愛・結婚データーを強化、婚活中の皆さんはこちらも合わせてどうぞ！
(川上・L・れい子)
